2020年07月14日
葬儀後、遺骨はお墓に納めますが、お墓参りしてくれる人がいない、またはお墓参りに行けないという人に代わって、寺院や霊園が管理や供養をしてくれる埋葬方法のことを「永代供養」といいます。ただ、「永代」といっても、未来永劫という意味ではなく、遺骨の安置期間には一定の期限が設けられています。一般的には、33回忌までを期限とするところが多いようですが、各寺院や各霊園によって、管理や供養の時期は異なりますので事前に確認するようにしましょう。
気になるのは「契約期間が過ぎた遺骨はどこへ行くのか?」という点です。多くの場合は合祀されて、他の遺骨と共に永代供養墓などで供養が行われるようです。これも決まりはなく遺骨を土に埋葬する、遺骨の一部だけを骨壺に入れて残りは土に埋葬するなど様々な方法があるので、このこともしっかり確認しておきましょう。
「永代供養」と紛らわしい言葉に「永代使用」というものがあります。永代使用とは、永代使用料を払ってお墓の権利を取得し、その土地を永代にわたって使用することをいいます。この2つの言葉は似ているものの、意味することはまったく違いますのでご注意ください。