家族や親族、親しい友人・知人を中心に、小規模に行う葬儀形式のことを家族葬といいます。故人と生前に深い関わりのあった方と別れを共有することで、充実した時間を過ごすことができます。「家族葬」にははっきりとした定義はありませんが、参列人数は1~30名程度で、一般的な葬儀と同様にご僧侶をお呼びすることが多いです。
宇都宮市における家族葬の流れ
家族葬の流れは、一般的なお葬式と違いはありません。 故人様が亡くなった後に病院から葬儀社まで搬送し、ご自宅もしくは葬儀社の霊安室でご安置します。 その後、納棺し、通夜を行い、葬儀当日は、告別式後に出棺。 そして火葬を行います。
密葬と家族葬の違いは?
よく密葬と家族葬の違いについてご質問されることがありますが、以下のような違いがあります。 密葬には、親しい間柄の方と故人がゆっくりとお別れする機会を葬儀とは別に設けることが一般的です。つまり、後日に改めて、大勢の方を招く葬儀を行うことがあります。対して、家族葬は親族だけの葬儀を1度だけ行う葬儀のことを指します。
家族葬のメリットとは?
①費用・身体的な面から負担が小さい
少人数で行う葬儀ですので、必要な式場のスペースも小さくて済みます。そのため、式場利用料も一般葬に比べて安く済む傾向にあります。また、2020年から続くコロナウイルス感染拡大の防止策として家族葬を選ぶ方も多くいらっしゃいます。
②精神的な負担が軽くなる
一般葬を行った場合、大切な人を亡くしたにもかかわらず、一般の参列者に対して気を遣ったり、挨拶をしたりしなければなりません。家族葬を行えば、挨拶など一般参列者への対応で時間を取られないので、故人との最後の時間をゆっくりと過ごすことが出来ます。
③料理や返礼品の自由度が高い
大勢の人を招く一般葬では、料理や返礼品の準備を葬儀社に依頼するのが一般的です。しかし、家族葬であればおもてなしをする人数が少ないため、行きつけのお店で会食をされても問題ありません。
家族葬を行う上で注意すべきこと
①どこまでを親族とするか
家族葬を行う時に一番トラブルになりやすいのが、呼ばれなかった親族によるものとなっています。どこまでを親族として葬儀に参列してもらうのかを明確にしていないことが少なくありません。そのため、生前に聞いておくか、親族としっかり話し合っておくことが大切です。
②遺族の配慮と周囲の理解を得る
家族葬でのトラブルを避けるためには、細心の注意を払って葬儀に参列しない親族や故人の交友関係に配慮しましょう。葬儀を行う前に、故人の意志で家族葬を選ぶことを伝えて、理解してもらうことが大切です。また、葬儀とは別に故人を偲ぶ会を行うのも1つの方法となっています。
③個別の弔問が増える可能性が高い
一般的な葬儀でも、通夜や葬儀に参列できなかった方が個別に弔問することはあります。ただ家族葬の場合は、葬儀に参列しない方が多いので個別に弔問される方が一般的な葬儀に比べて増えます。そのため、葬儀の後の対応で、精神や体力的な負担が大きくなる場合があります。
宇都宮市の葬儀・お葬式なら市民ホールグループ
葬儀を行うにあたり、最も気になることの一つが葬儀費用です。それは家族葬であっても同様ですが、葬儀費用の内訳を明確にした見積もりを提示しない葬儀社もあります。
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