亡き人との想い出

もうすぐお盆ですね。

宇都宮のお盆は新盆。8月13日に、仏さまをお迎えにいきます。

お墓をきれいに清め、故人が好きだったお花をお供えし、お線香に火をつけて、しばし「故人との語らい」です。

提灯に火をつけて、一緒に家路を辿ります…。

 

ところで、故人が悲しいと思うことは、なんだと思いますか?

好物だったものをお供えしてくれないことでしょうか

それともお墓参りに来てくれないことでしょうか

わたしは、忘れられてしまうことだと思います。

生きている者でさえ、大切な人との間がだんだんと疎遠になり、忘れられてしまうことは、たまらなく悲しく切ないことです。

それ故、亡くなってしまった人の、その悲しみは察してあまりあるものと思えてなりません。

ですから、せめてお盆やお彼岸だけでも故人を思い出し、みんなでありし日の想い出話に花を咲かせてみては如何でしょうか?

それはきっと、どんなに豪華な花よりも清らかで美しい花となり、故人の御霊を癒すことでしょう。