2020年06月13日
基本的には、葬儀後に火葬を行いますが、一部では前火葬の地域もあります。
「組内(くみうち)」と呼ばれる葬儀などで助け合う組織があり、かつてはこの組内が葬儀一切のとりしきりを遺族に代わって行う習慣がありました。
しかし、式場で葬儀を行うことが増えた近年は、大部分を葬儀社に任せることが主流となり、組内の役割は受け付けや会計などの手伝いにとどまっています。
ちなみに那須町などでは、組内の人達が中心になり納骨を行い、遺族は初七日まで毎朝「墓おこし」と呼ばれる墓参りを行います。
四十九日まで納骨しない場合、お参りは行いません。
墓おこしの内容は、お線香をあげるという通常の行為です。
出棺の際、柩(ひつぎ)を運ぶのは「床取(とことり)」と呼ばれる役割の人が行います。
故人の見送り方は地域によって風習やマナーに大きな違いがあります。葬儀を行う場合や参列する際に、マナー違反とならないよう、あらかじめ地域による違いや特徴を知っておいたほうが良いでしょう。